蒼文豪の爽言


どこまでも続く青空 その蒼のように爽やかに
by aobungo
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宛名のない手紙





『背が伸びるにつれて 伝えたいことも増えてった
 宛名のない手紙も 震えるほど重なった

 ”ボクは元気でいるよ 心配事も少ないよ
  ただ ひとつ 今も思い出すよ ”  

 見えてる物を見落して 望遠鏡をまたかついで
 静寂と暗闇の帰り道を駆け抜けた
 そうして知った痛みが 未だにボクを支えている
 今というほうき星 今も一人追いかけている

 もう一度キミに会おうとして 望遠鏡をまたかついで
 前と同じ午前二時 フミキリまで駆けてゆく
 始めようか天体観測 二分後にキミが来なくとも
 今というほうき星 キミと二人追いかけている 』












『ねぇ クルミ この街の景色は
 君の瞳にどう映るの
 今の僕は どう見えるの 

 ねぇ クルミ あれから一度も
 涙は流してないよ でも
 本気で笑う ことも少ない

 出会いの数だけ 別れは増える
 それでも希望に 胸は震える
 引き返しちゃいけないよね
 進もう 君のいない道の上へ  』












『遠くどこまででも 続いてゆく空
 君をなくしてから いつもの景色が
 よけいに色濃く 映り込むから
 ボクは目を閉じてしまう

 鳴りやまないボクの鼓動
 君を追ってゆけば良かったのに

 雨待ち風 頬を撫でていく    

 声を張り上げて 君の名前を
 もういちど この空へ  』











『君を思い出して 君を忘れていたことに気づいた
 何時までも忘れないって あんなに泣いたのに

 あの頃 この道を 二人歩いていた

 もしも10年 時が戻せるのなら 同じ道を選ぶだろうか
 どれだけこの歌を 巻き戻したら 何か聞こえてくるだろうか
 大人になったって なに一つわからないよ 』












『流れる季節の真ん中で ふと日の長さを感じます
 忙しく過ぎる日々の中に 私とあなたで夢を描く

 溢れ出す光の粒が 少しずつ朝を温めます
 大きな欠伸をした後で 少し照れてるあなたの横で

 瞳を閉じればあなたが
 まぶたの裏にいることで
 どれほど強くなれたでしょう
 あなたにとって私が
 そうであるように 』

----------------------------------------------------------------------------------

この世界に流れる全ての歌は キミに向けた手紙

言葉でも尽くせぬ想いならば その想いを歌に乗せて

どこか遠くへいる キミのもとへ







■□■□■□■□■□【トラバでボケましょうテンプレ】■□■□■□■□■□
【ルール】
参加:
 お題の記事に対してトラバしてボケて下さい。
 締切りは1つのお題に対し30トラバつく、もしくは10月31日夜中まで
 1つのお題に対しては1IDにつき1トラバ(1ネタ)とします。
 お題が変われば何度でも参加OKです。

チャンプ:
 お題を出した人が独断で審査しチャンプ(大賞)を決めます。
 チャンプになったら王様です。以下の特典と栄誉が行使できます。
  1.お題を出す
  2.言いたい放題な審査をする
  3.次のチャンプを決める
 何か困ったことがありましたら開催事務局までどうぞ。

企画終了条件:
 みんなが飽きるまで、もしくは開催事務局が終了宣言を告知した時です。

参加条件
 特になし!
 ※ 以下あれば尚可!!
 ブログをもっている。あるいはこれから作成する。
 トラックバック機能が使える。

 ※誰でも参加出来るようにこのテンプレを記事の最後にコピペして下さい。

 企画元     毎日が送りバント http://earll73.exblog.jp/
 開催事務局  ボケトラの穴     http://trana88.exblog.jp/
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

オープン参加ですってば。
好きでやっていることですから、大目に見てください。
「トラバでボケましょう 2008 夏~秋 レベル10」
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# by aobungo | 2008-10-25 12:42

未来を選択するのはボクだ

寝苦しさは、熱帯夜のせいばかりじゃない。

ボクは何度かの寝返りをあきらめ、電気の消えた部屋の天井を見つめる。
暗闇の中に、椎名の顔が浮かんできた。
ボクがあわてて目を凝らすと、そこはやっぱりいつもの天井だった。



「椎名は、誰かと付き合ってるぜ。」

それが男子の間での、もっぱらの噂だった。
「付き合っている」ということがどういうことなのか、ボクをはじめ誰もがよくわかっていなかった。でも、その言葉の持つ、何かいけない事のような、それでいて甘美な響きに、みんな夢中になって噂していた。

椎名は、どこか大人びた女の子だった。

背もクラスの中で一番高かったし、他の女子がやるような遊びには加わらなかった。
男子がバカな遊びに夢中になっていると、椎名は注意するわけでもなく冷めた目でそれを見た。
その眼で見られると、男子はすごく馬鹿にされたみたいに思うんだって。
だから、男子は椎名のこと「冷たい女」とか「いやみなやつ」とか悪口を言う。

でも、ボクは。

ボクは・・・



ボクだけしか知らない椎名の顔を、ボクは知っている。
お母さん同士が仲良かったから、お互いの家で行き来はあった。
「タカシ君のお部屋で遊んでもらいなさい。」
初めて家に来た時、椎名のお母さんは後ろに隠れた椎名を前に押し出した。
椎名はにこりともしないで、玄関で軽く頭を下げた。
それから椎名は、つまらなそうな顔でボクの部屋にただ座っていた。
ボクは何を話しかけていいのか分からず、時間だけが過ぎて行った。

「あっ。」
椎名が声を上げた。視線の先を見ると、家の猫のチャチャが部屋に入ってこようとしていた。
チャチャを見たとたん、それまで見たことのないような笑顔で、椎名はチャチャに手を伸ばした。
「なんて名前なの?」
それがはじめて聞いた椎名の声だった。
「チャチャ。」
椎名は「ちゃちゃ、ちゃちゃ。」と何度も呼び、いつもは人みしりのチャチャも妙に椎名に媚を売ってお腹を見せたりしていた。

「椎名ってさ。」
「何?」
「そんな顔で笑うんだな。」
言ってしまってから、余計なこと言っちゃったとボクは思った。
でも椎名はきょとんとした顔をしてボクの顔をみて、それから笑った。
「似合わないかな?」
椎名の笑顔を見てると、ボクはなんでかあわててしまって、「いや、」とか「その、」とかしか言えなかった。
そんなボクを見て、椎名はまた笑っていた。

なんか、とても椎名っぽくない笑顔で。



「タカシ、お前椎名と付き合ってんじゃないのか?」

勇二が意地悪な顔つきでボクに話しかけた。休み時間のことだ。
「やっぱ、そうかぁ。」「やるぅ。」男子が一斉にはやし立てる。
その時、なんだか、ボクはとても恥ずかしい気持ちになった。

「違うよ。」
ボクはあわてて言い返す。
「またまたぁ。」「照れるなよ。」
余計みんなははしゃぎだす。
「違うってば。」
あわてだしたボクの舌は、とたんに嫌な言葉を吐き続けた。
「椎名なんて・・・。あんなでっかい女。いやみでツンとしてて。」
だんだんと、ボクの声は大きくなってきた。

「にこりともしないだろ。あんな奴、大っきらいなんだ。」

その時、椎名が教室の入り口に立っていたのが目に入った。

しまった!聞かれた!

ボクは慌てた。
でも、椎名はいつもと変わらない、冷めた目でボク達を見ていた。

でも、ボクにはわかった。ボクだけには、わかったんだ。

椎名が悲しそうな顔をしていたのを。悲しんでいたのを。

でも椎名は何も言わず、教室から出て行った。



ボクは目を閉じた。きっと眠れないってわかっていたんだけど。

今日の夜、椎名のお母さんが家に来たんだ。
「急な話なんだけど、主人の転勤が決まってしまって・・・。」
昼間にあんな事があったから、ボクはどきどきしながら椎名のお母さんの話に聞き耳を立てていた。
でも椎名のお母さんから、椎名の話は出なかった。
帰り際に、「いつも遊んでくれてありがとうね。タカシ君と会えなくなるの、すごくさびしがっていたのよ。」と椎名のお母さんはボクに言っただけだった。

何回目の寝返りを打ったのかわからない。

とうとうボクは布団の上に起き上ってあぐらをかいた。
月の光が、窓から斜めに差し込んだ。
まるでスポットライトのように、机の上を照らし出していた。
開け放ったままの窓から、夜風が吹きこんできて、おきっぱなしだった机の上のノートをめくった。
ボクは何気なく、それを見ていた。

ぱら、ぱら、ぱら。

ノートは規則正しくめくれていった。

やがて、風がやんだ。

青白い光に照らされたページに、見たことのない文字が書いてあった。





「GO」





ボクは何かに弾かれたように飛び起き、服を着替え始めた。

何のためか、何をしようとしているのか、分からないけど。
お母さんになんて言われるか、分からないけど。




ボクは、ボクの心が赴くまま

     ボクの部屋を、飛び出した。





タカシ君が出て行った部屋には、変わらず月の光が差し込んでいます。

机の上には、開きっぱなしのノートが置いてあります。

何も書かれていない、真っ白なノートが。



■□■□■□■□■□【トラバでボケましょうテンプレ】■□■□■□■□■□
【ルール】
参加:
 お題の記事に対してトラバしてボケて下さい。
 締切りは1つのお題に対し30トラバつく、もしくは次の金曜日8/12(火)夜中まで
 1つのお題に対しては1IDにつき1トラバ(1ネタ)とします。
 お題が変われば何度でも参加OKです。

チャンプ:
 お題を出した人が独断で審査しチャンプ(大賞)を決めます。
 チャンプになったら王様です。以下の特典と栄誉が行使できます。
  1.お題を出す
  2.言いたい放題な審査をする
  3.次のチャンプを決める
 何か困ったことがありましたら開催事務局までどうぞ。

企画終了条件:
 みんなが飽きるまで、もしくは開催事務局が終了宣言を告知した時です。

参加条件
 特になし!
 ※ 以下あれば尚可!!
 ブログをもっている。あるいはこれから作成する。
 トラックバック機能が使える。

 ※誰でも参加出来るようにこのテンプレを記事の最後にコピペして下さい。

 企画元     毎日が送りバント http://earll73.exblog.jp/
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トラボケ 2008夏 レベル5 お題発表♪
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# by aobungo | 2008-08-11 22:46

ボクが走る理由

ボクが走るのは、ただキミに会いたいだけ。
キミの笑顔が見たいだけ。
キミがその両手を広げ、ボクを抱きしめてくれるのなら
そのためならボクは何処までも、いつまでも駆けていくことができる。

どんなに遠くても
どんなに時間がかかっても

ボクの隣を、大きなトラックが猛スピードで通り過ぎる。
もうもうと吐き出された排気ガスが、ボクを包み込む。
たくさんの自転車が、ボクの行く手を阻む。
焼けたアスファルトが足の裏を焦がす。

突然の夕立が、ボクの体を濡らしても、
それでもボクは走ることをやめない。

ただ、キミに会いたいから。
キミの笑顔が見たいから。

やがて、
キミを育む風の香りを、ボクは感じ取る。
ボクにはわかる。ボクだけがわかる、キミの風だ。
ボクは疲れ果てた足を懸命に動かし、キミのもとへと駈け出した。






☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆




「ママ! チョコが・・・チョコが帰ってきた!」
キミが声を上げ、玄関から飛び出してくる。

ボクは、
最後の力を振り絞り、
懸命にしっぽを振って、
両手を広げたキミのもとへと、

駆けて行った。



■□■□■□■□■□【トラバでボケましょうテンプレ】■□■□■□■□■□
【ルール】
参加:
 お題の記事に対してトラバしてボケて下さい。
 締切りは1つのお題に対し30トラバつく、もしくは次の金曜日8/4(月)夜中まで
 1つのお題に対しては1人1トラバ(1ネタ)とします。
 お題が変われば何度でも参加OKです。

チャンプ:
 お題を出した人が独断で審査しチャンプ(大賞)を決めます。
 チャンプになったら王様です。以下の特典と栄誉が行使できます。
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  2.言いたい放題な審査をする
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トラバでボケましょう 2008夏 レベル4 お題発表

姪っ子にせがまれて、実家で犬を飼ったそうです。
「色がこげ茶色だから、名前はチョコにしたよ。」と姪から写真付きメール。
帰省した時の楽しみが、これでまた一つ増えました。
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# by aobungo | 2008-08-03 10:37